ダイエットをする上で脂肪は邪険にされますが、重要な働きがあります。ただしため込みすぎはよくないので気をつけましょう。

脂肪とは

脂肪

脂肪はダイエットをする人から見ると必要ないものと思われがちですが脂肪は人間の体にとって3大栄養素といってとても大事な栄養素です。いざというときにエネルギーとなるのが体に蓄えられた脂肪です。脂肪とはいっても体内には複数の脂肪が存在します。

体脂肪

体に蓄えられた脂肪分の総称を体脂肪といいます。体重において体脂肪が占める割合のことを体脂肪率と呼んでいます。この体脂肪は体のどこについているかによって役割が違います。

体脂肪

皮膚の内側についた脂肪は「皮下脂肪」と呼ばれ、体の表面を覆うクッションのような働きをします。そのため外の寒さによる体温の低下を防ぐ役割があります。女性の場合は赤ちゃんや臓器を守るために男性よりもたくさん皮下脂肪を蓄えています。固まってセルライトと呼ばれるのもこの皮下脂肪で血行が悪い所にできやすく分解されにくく見た目が悪いため女性に嫌煙されています。

一方で、腹腔内についている脂肪のことを「内蔵脂肪」と呼びます。代謝が活発であるため、余った中性脂肪を付きやすくしエネルギーが不足しているときは消費されやすい脂肪となっています。この内蔵脂肪は体の中の内臓の位置を保ったり衝撃を和らげるクッションとしての役割があります。しかし多すぎると生活習慣病などの疾患を引き起こしやすくなります。

脂肪細胞と中性脂肪

脂肪細胞と中性脂肪

脂肪はそのままの状態で体内に蓄積されるわけではなく、脂肪細胞という細胞に取り込まれて蓄えれられます。脂肪細胞が脂肪組織となり皮下脂肪や内臓脂肪となります。食事によって摂取される脂質のほとんどが中性脂肪で余った中性脂肪が脂肪組織や肝臓に蓄積されます。そのため中性脂肪が多い場合、脂肪の蓄積量も多くなります。特に糖から作られやすいので炭水化物(糖質)の量によって大きく左右されます。

中性脂肪が多くなりすぎると脂肪肝になってしまい、肝臓の働きが抑えられてしまいます。肝硬変や肝がんの原因となるので注意が必要です。

脂肪酸

中性脂肪を構成している脂肪です。体のエネルギーとなったり、体の中で他の脂質に変わったり、必要な栄養素を作るのにつかわれたり、再び中性脂肪として蓄えられたりと様々な働きをします。酸素、炭素、水素から構成されていて作られ方によって性質が変わるためいろいろな名前があります。パルチミン酸・リノール酸・DHAなどが挙げられます。

コレステロール

コレステロール

コレステロールが高いと危険というイメージが強いですがコレステロール自体が悪い働きをするわけではありません。コレステロールは脂質の仲間で細胞を包む細胞膜の成分になったり、ホルモンの材料となったりと大切な役割があります。またコレステロールから生成させる胆汁酸は食事でとった脂肪を分解してくれます。食事によって多く摂取されてもたいな体内での生成を抑えコレステロールはほぼ一定の量を保つことができるようになっています。しかし加齢などが原因で調節機能がうまくいかなくなるとコレステロールのバランスが乱れてしまいます。コレステロールが多すぎると血管の壁に癒着し、病気の原因ともなります。

リン脂質

リン脂質は中性脂肪と似ている脂肪ですが、油になじみやすく水に溶けやすい性質をもっています。人体のほとんどは水分でできているため様々な化学反応を行うことができます。もし油になじみやすい性質だけであれば油同士でくっついてしまい、人体の中で存在することができなくなってしまいます。そのため人体の細胞膜のすべてにおいてリン脂質を主成分としています。このようにリン脂質はとても大事な脂質であるといえます。しかしリン脂質は食事で摂取した油脂から合成されるため、油を全くとらないとリン脂質が不足してしまいます。